心の病は食事で治す(1) [障【害】者として]
- 作者: 生田 哲
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2005/02/16
- メディア: 新書
一部抜粋しました。
↓
心の病は特別なものではありません。
それはあまりに多くの人が心の病に苦しんでいるからです。
うつ病だけに限っても患者数は500万人と見積もられていますが、全く受診を受けていない潜在的なうつ傾向、更にはひきこもり・無気力・不安・不眠・キレる・・・まで含めれば、その数倍の悩める人がいるわけであり、その数自体、多分、毎年増加していると考えられます。
通常、これらの原因は仕事・家庭環境・人間関係におけるストレスや成育期の環境や体験の問題とされ、精神科や心療内科を受診すると薬剤の投与により、ある程度の副作用には目をそむけ、これらストレスに耐えうる対症療法が施されます。
我々はそのような治療法を否定するものではありません。
我々は「心の病」を考えるとき、心をつかみどころのない、見えないものではなく、脳という臓器の働きの不調によるものととらえます。
脳は神経細胞の集まりであり、その一つ一つの神経細胞の内部では、電気信号の形で情報がとびかっています。
しかし、神経細胞の間は、化学物質である神経伝達物質が流れることで情報をつないでいます。
つまり、脳内をかけめぐる伝達物質の種類と量のバランスがとれた状態が健常であり、バランスのくずれたインバランスの状態が異常で、心の病が発生します。
このバランスは薬によって回復することが出来ますが同じことは栄養素によってもできると考えます。
というのは、脳・神経細胞・伝達物質・細胞膜は我々が日頃食べる食物からできているからです。
特定非営利活動法人 日本メディカルサプリメント協会
分子整合栄養医学
(Orthomolecular Nutrition and Medicine)
http://www.npo-jmsa.com/?eid=1150803
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