2014&2015 森の長城プロジェクト@仙台・岩沼 [植樹レポート@津波被災地・足尾銅山etc.]
「森の長城」が日本を救う
---列島の海岸線を「いのちの森」でつなごう!
- 作者: 宮脇 昭
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2012/03/23
- メディア: 単行本
宮脇昭教授が中心になって推進している【GREAT FOREST WALL PROJECT 森の長城プロジェクト】の植樹ボランティアに参加して来ました。
また大きな地震あって日本中で大騒ぎだったみたいですね。
日本全国で揺れ、「異常震域」か…小笠原沖地震
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150530-00050107-yom-sci
読売新聞 5月30日(土)21時43分配信
あの時刻には、もう仙台から帰って来てて、近所のスーパーで夕食の買出ししてました。袋詰めしながら「なんか眩暈(めまい)?直射日光の下で働いたから?」とか思ってたら周囲の人が騒いでて・・・。もう変に慣れちゃってます。
3つの地震が一度に来て【震度6強】になった特殊な激震を体験してるので。
朝5時に出るつもりだったのに、起きたら既に5時過ぎ。
家を出たのが5時半近く。
1時間ほど北上して那須塩原駅へ。
(県境に住んでるのでJRに乗るには大移動が必要なんです。)
山と高原地図
那須・塩原 2015
(登山地図 | 昭文社 マップル)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 昭文社
- 発売日: 2015/03/09
- メディア: 地図
予定していた6:31発の新幹線に乗れず、1時間も待ちぼうけ。
会場行きのバスなくなっちゃうんじゃないかとヒヤヒヤ。
新幹線ホームに吹く朝の風は涼しいけれど、良く晴れてるから現地は暑くなりそう。
仙台には8:45頃に着いたけど、それらしきバスが見つからない。
「あ、去年とは反対側の出口だったかも?」と思い出し早足で移動。
良かった、バスが見つかった。
9時にバスが出て高速道路で現場へと向かう。
仙台空港ICの出口直前から酷い渋滞で、なんと会場着が10:30過ぎ。
バスを降りて受付に向かう。
陽射しが既に暑い~。
去年の参加時に買ったGREAT FOREST WALL PROJECT帽子を被ってるけど。
途中で幾つかの先発グループと擦れ違う。
メインステージでは、とっくに開会式が終わってた。
今年は誰がゲストで来たんだろうか。
去年みたいにヘリコプターが旋回してないから大物は来てないな。
去年のゲストは米米CLUB石井竜也とか。
BRIDGE(ブリッジ)1995年2月12日号
[表紙:石井竜也]
[米米CLUBのコンサー卜史、全54ページ!他][雑誌]
(CUT 1995年02月増刊号)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 株式会社ロッキング・オン社
- 発売日: 1995
- メディア: 雑誌
NEWSゼロのメインキャスター村尾信尚とか。
女優鈴木京香とか。
丁寧に暮らすために。
my favorites
A to Z
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/12/12
- メディア: Kindle版
復興大臣政務官小泉 進次郎とか。
去年は「7万本、7000人。」とアナウンスされていた。
今年は何万本なんだろうか。
その疑問の答は受付を待つ間に案内ポスターを見て判明。
「今年は4万本。参加希望者多数の為、人数制限」したらしい。
早く申し込んでおいて良かった。
今年の参加者は約4000人という所か?
受付で手渡された区画ナンバーが【K-8】。
受付の人の曰く「もう行っちゃってるかもしれないので、そしたら適当なグループに。」
振り返って見回すと3分の1くらい既に出発済み。
なかなか【K-8】のプラカードが見つからない。
背伸びしながら前進してたら、右下から声を掛けられた。
「あの、お宅さん、どちらのグループですか?」
うん、確かに僕はオタクですけど何か?・・・なんて思いながら右下を見た。
つばひろ帽子を被った色白・小柄で静かな笑顔が可愛いオバアちゃん。
差し出して来た区画ナンバーは【K-8】。
「あー、僕と同じですね。(僕も差し出して見せる。)」
「じゃぁ、お兄さんに付いて行きますから。」
「向こうに【K-6】が見えますよ。あっち行ってみましょう。」
【K-6】に近づいて行ったら出発して動き出した。
そしたら、その影になっていた【K-8】のプラカードが見えた。
一番前に並ばせてもらって間もなく出発。
もう先発グループの区画は終了間近な段階。
歩きながらオバアちゃんと話した。
「ドチラからですか?」
「東京の板橋区。お兄さんは?」
「僕は栃木県です。(前に住んでたのは日光市板橋で・・・)」
「みんな遠い所から。バスの隣の人は北海道って言ってました。」
「僕は去年も来たんですよ。何を見て応募されたんですか?」
「新聞で。1回目は切り抜いただけ。また見かけたから、よし行こうと。もう、この年だから。」
こうは言ってるけれど背筋はピンとしてて歩くのも早い。
【K-8】に到着すると、なんだ、バス降りた所の真ん前じゃん。
苗木が十数本ほど入ったパレットを水に浸して上に運んだ。
オバアちゃんは張り切って植樹している。
「【三角形に植える】って、こんなもんかしら?これじゃ混植かしら?」
え、もう、そんなに植えたの!?
「えぇ、そんなもんです。わざと混植なんです。土はパンパン叩かないでフワッと、だそうですよ。」
緑の手づくり
―自然に近い森をつくる「生態学的混播・混植法」
の成り立ちと広がり
- 出版社/メーカー: 中西出版
- メディア: Kindle版
去年より僕も頑張って倍ペースだけど追いつかない。
バスが遅れてグループに入り損ねた人達も加わって【K-8】は大賑わい。
隅っこの変形した小さな区画に人が群れている。
隣の区画でワラ敷きが始まった。
それ見て、僕は植樹を新しい人達に任せてワラ運びに取り掛かった。
去年はフゥフゥ言いながら2束やっと運んだけれど。
うん、これ位のワラ束、今年の僕なら軽い軽い。
ワラ束を目にしたオバアちゃんが奪うように持って行く。
「こんなヒモ切ってるより、そのまま取った方が早いわよ。」
僕はワラ敷きせずに、上からオバアちゃんに向かってワラを放り投げていた。
ワラか・・・。
大学の馬術部を思い出すなぁ。
あちこち回って自分達で田圃に倒れてる稲ワラを縛って立てて干して。
乾いたのから順にトラックに山積して厩舎の屋根裏に詰め込んで・・・。
貧乏な国立大学の馬術部には、とても買えないほど高い代物らしい。
あの当時からだけど、なかなか良いワラが手に入らないんだよね。
最近の稲刈り機は自動的にワラを切り刻んでしまうから。
こんなに大量の藁束、全国規模で集めてるんじゃなかろうか。
この植樹プロジェクトで一番お金かかってそうな気がする。
放り投げるワラもなくなったから写真を撮った。
働き者のオバアちゃんは右端にいる白帽子に黒リュックの人。
しかし、このカメラ、下手な絵みたいに写るなぁ。
ワラがワラに見えないじゃん。(笑)
海を見に行く途中で群生してる花を見つけた。
塩害で休耕してる田圃が多いのに砂浜で平気で咲いている。
「もしかしてハマナスかな?」と調べてみたけど違った。
アサガオっぽい形の花だったからヒルガオかもしれない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%82%AA
うん、やっぱりヒルガオだ。
みんな海を見ながら昼ご飯を食べていた。
外国人も多かった。
去年は、この海を見つめながら、こう思ったっけ。
「なんて小さくチッポケな俺。7000分の1にも満たない役立たず。」
ずっと寝てばかりだったから。
だって、数年前は入院してたから。
実は × × してました [わが里程標]
http://tada-de-english.blog.so-net.ne.jp/2010-04-12
退院後も、ずっと何年も寝込んでいたんだから。
僕の病気は【四重奏】 [ひとりごと]
http://tada-de-english.blog.so-net.ne.jp/2011-09-22-1
ハンディを乗り越えるブログトーナメント
準優勝
今年は、ちょっとだけ満足してる。
大人の男としては少ない本数だけど、たぶん平均本数は越えた。
少なくとも、あのオバアちゃんには役立ったし。
昼ご飯を食べ終えて物産展とかのイベント会場に移動。
一通り見て回ってバスへ向かう途中でオバアちゃんが座って昼ご飯を食べてる所に遭遇。
お互いに笑顔で会釈した。
帰りのバスは去年の植樹現場に寄ってから仙台駅に向かうルート。
バスを降りて「あった、あった、ここだ。」と叫ぶ人がいる。
僕は去年の番号とか場所とか憶えてない。
カメラも持ってなかったし。
少し気になったのは、立ち枯れ。
わざと密集した混植にして生存競争させてるんだったよね。
だから弱い苗は枯れて、強い苗だけが残る。
さっきのヒルガオも同じ。
それが自然というものだから。
プロジェクトの関係者から「目指す最終形は明治神宮の森」と聞いた。
帰途に着いた。
仙台~郡山は高速バス。
那須塩原には日没前に到着。
自宅には8時30分くらいに到着した。
赤ワインを炭酸水で割って飲みながらレポートを書き始めた。
今年はとっても充実しているようで、楽しい話題が多くていいね。(笑)
by ebisu (2015-05-31 18:32)
大勢の人が!!
ヒルガオっぽいですね。
by 繭 (2015-05-31 18:42)
大震災後、一度も東北に行ってないんですよね。青春の地(ちょっと恥ずかしい言い回しですが)なので行かなきゃならんと思って入るのですけど。
by shira (2015-05-31 22:35)
ワクワクしながら拝読しました。
素晴らしいご活動ですね。
参加された多くの方々の姿にも感動です。
by 伊閣蝶 (2015-06-01 22:31)