あなたは、英語の問題を見た時、「解く」という感覚があることでしょう。
仕方のないことだと思います。
そう教えられてきたんですからね。
でも、「問題を解く」という気持ちがある限り、本当の英語力は付かないんです。
これは、英語だけでなく、現代文・古文・漢文も同じです。
言葉である限り、勉強法は同じ。
おぼえる事が違うだけなんです。
英語は問題をやっても実力はつきません。
むしろ、力がないのに問題をやることは、逆に害になります。
こんなこと、学校の先生は死んでも言いませんよね。
あ、どこかの英会話の先生は言うかもしれません。
「文法は害だ、おぼえるな」って。
でも文法は大切ですよ。
おぼえちゃいけないのは「文法用語」です。
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英語に文法用語は必要ない
では、何をやればいいのか。
音読トレーニングです。
適切な音読トレーニングを繰り返すんです。
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口と脳をシンクロさせる
「5-LEVEL 音読トレーニング」
詳細マニュアル
正しい音読トレーニングを積むと、問題をやるよりも圧倒的に速く力が蓄積するんです。
しばらく音読トレーニングを積み重ねてから問題をやってみると、以前は手も足も出なかったものが、いつの間にか、なぜかほとんど考えずとも直感的・反射的に自信をもって「答えはコレ!」とわかる自分を発見するのです。
コレに気付くまでは、僕も長いこと悩み苦しみもがいてきました。
「問題やっては間違えて、解説読んではしばらく考え込み、わかったような気になっては別の問題をやって、また間違える。」
ということを繰り返してました。
入ってないモノは出てこない。問題やるのは後回し。
まずは音読トレーニングで「入れる」べし。
(「暗記しろ」という意味ではありません。)
こんな当然のことに気付くのに、僕は何年もかかってしまいましたよ。
逆に、これに気付いたおかげで、30過ぎても準1級に合格できたんです。
↓
こんな僕の英語教育考①
まぁ、自分の弱点を知るためには、たまには問題をやってみることも必要だとは思いますよ。
↓
工業英検1級を受けました
「音読なんて面倒!ラクに点数上がる方法はないの!?」
そう言う方には、こんな実例をもって反論しましょう。
僕が初めて教えた高校生の話です。
高3の11月末になって入塾を希望してきた子がいました。
「推薦落ちちゃって・・・。残り2ヶ月でどうにかお願いします。」
この子が今まで受けた模試の合格判定は、全ての志望校が“E”。
その子は、正真正銘「学年ビリ」だったのです。
(高校よ、そんな生徒を「推薦」するんじゃない!)
生徒と親御さんはワラにもすがる思いで来塾されたそうです。
「数件まわったんですが、全部断られて・・・。」
そりゃそうです。
この時期に偏差値30台なんですから。
普通に考えたら、この子は本当に玉砕します。
教える側としても決死の覚悟が必要です。
そこで「週3回、完全マンツーマン」を条件に、引き受けることにしました。
高校での授業は全く理解できなかったとのこと。
何を聞いても「知らない、わからない」ばかりです。
(記憶喪失者ではありません。)
「それならば」と、思い切って2~3時間かけて、持論の「カタチ・イミ・キモチ」を教えました。
これを理解してくれれば、文法用語なんてものがほとんど要らなくなるからです。
中学レベルさえ怪しいほど知識がない分、この子は僕の教えることをそのまま、疑いもせずに聞いてくれました。
「へー」「そうか」「なるほど」「英語ってそうだったんですね」と、「カタチ・イミ・キモチ」の真髄を理解してくれました。
(この段階で、かなり高レベルの話までしているんですが、聞いている本人は全く気付いていません。)
一通り説明し終わってから、僕はこう言いました。
「問題はやらなくていいから。いま教えたカタチ・イミ・キモチを意識しながら、この音読教材を、比べ読みしながらとにかく毎日音読して。試験日までの残り日数から逆算すると、1日分はここからここまで。英語だけでも毎日1時間半は必要なんだけど、やれる?」
絶体絶命の、だけど、カタチ・イミ・キモチを知ったその生徒はやる気満々。
「やります!!」と約束してくれました。
並行して、国語もHirosuke式で指導。
長文問題に限って言えば、国語と英語は「縦か横か」の違いしかありません。
だから、国語の読解テクニックはそのまま英語に応用できるんです。
英語だけで毎日1時間半以上の音読自主トレ。
週3回の授業では、予定通りこなせたか、どのレベルまで読み込んできたかを毎回チェック。
疑問点があれば、また「カタチ・イミ・キモチ」に戻って解説。
これを1ヶ月ほど続けました。
(この間、問題は一切やらせていません。)
音読教材を2周くらいした、とある日のこと・・・。
「先生、これ見てください!」と興奮しながら見せてくれたのが、英語の小テスト。
以前は、学校から指定された範囲をとにかく暗記(したつもり)。
結果は良くて50前後だったそう。
この1カ月間、学校の宿題をやる暇もないほどの音読宿題を出していました。
だから、今回のテストはその子にとっては「ブッツケ本番」。
それなのに・・・・「92点」!
「なんだか答えが見えたんです。根拠はないけど、これだ!ってわかったんです。これ、お守りにして、これからもっと頑張ります!!」
この段階から、いよいよ問題をやってもらいました。
そして、さらに1ヵ月後。
教えなければならない事はまだいくらでもありましたが、とうとう本番。
私立ばかりでしたが、E判定しか出てなかった5校を受験。
さて結果は・・・・・・・なんと、なんと、なんと!
玉砕どころか全勝でした。
奇跡の大逆転!!
これを機に、僕はこの教え方とトレーニング法に自信を持ちました。
それ以降、この方法で、中学生・高校生・大人の方、そして自分自身の力を磨いています。
このトレーニング法をなんとか教材化したいと模索中です。
自分自身のもがき苦しみから学びとった、早く正しく伸びる方法を英語で苦しんでいるみんなに伝えたい。
そう思っています。
ただ、僕の教え方は、生徒の目の前で、図解し、歌い、モノマネするという余りにも独特な方法なため、文字だけでは伝え切れず、なかなか形になりません。
今度は、自分の授業を再現しようともがいています。
まだ相当の時間がかかってしまうことでしょう。
その代わりといってはナンだけど、ここ(↓)に、勉強のヒントになることがたくさん書いてあります。
【特集】今なら間に合うセンター試験対策
Best Mix 英語トレーニングhttp://tada-de-english.blog.so-net.ne.jp/2008-10-26
今、伸び悩んで苦しんでいる方、僕の勧める方法をあなたの学習に取り入れてみてください。
何か質問があったら、コメント欄に書き込んでください。
できる限りお答えします。
今日の1曲:You're Beautiful / James Blunt
http://tube365.net/lang-ja/init_char-10/artist_id-3624/track_id-159030/video_id-8Y7WDWP8WMs/video_title-James%20Blunt%20-%20You're%20Beautiful%20official%20%20video%20&%20lyrics