過去記事の再アップです。
コメント欄で、ちょっとした議論になっています。
合わせてお読みください。
習うより慣れろ
これまた、好きな言葉ではありません。
「とにかく試験を繰り返せば、試合で負け続ければ、そのうち良い結果が出る。」
とでも言わんばかりです。
それに対し、"Practice makes perfect." は大好きな言葉です。
これは意味先行型の音読トレーニングで力をつけた者としての実感なんです。
ところが、
Practice makes perfect.
に対する和訳として、一般的には、
「習うより慣れろ。」
または
「継続は力なり。」
があてられている。
「これは誤訳だ!原文のキモチを正確に表していない!!」 と、僕は思っているのです。
"Practice makes perfect." が表す真のキモチは、経験上、次のようなものだと僕は理解しています。
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「どういう意味なのか」
「なぜなのか」
「なるほどそうなのか」
と、まずは「理解」が必要。
「理解」すれば、脳ミソが動き出す。
この段階で、 practice を繰り返せば繰り返す程、
perfect に近づく。
言語や学習だけでなく、スポーツでも同じ。
良かった時は何が良かったのか。
悪かった時は何が悪かったのか。
そこら辺のイメージができるかどうか。
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僕が言う「理解」とは、完全・完璧な理解という意味ではありません。
ひとまずは、何となくでも分かればいい。
一番大切なのは
「その文が持っているカタチ・イミ・キモチを理解する」
ことです。
(カタチ・イミ・キモチについては、今後の記事で少しづつ明らかにしていきます。)
「なんとなくわかった(つもり)」では、当然、理解は浅い。
↓
しかし、繰り返し practice していくうちに、
↓
「あー、そうか」「なるほどね」と納得し、
↓
さらに脳ミソの奥の方に染み込み、
↓
perfect へと近づいていく。
図解すると、こんな感じかな?
わかる→practice
↓↓
納得→practice
↓↓
確信→practice
↓↓
perfect
「継続は力なり。」
これ自体は本当です。
上の図解からも分かりますよね?
practice を継続的に繰り返しています。
でも、この言葉でも、やっぱり少し物足りません。
僕の結論はこうです。
(長いですけど・・・)
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Practice makes perfect.
考えながら practice を徹底的に繰り返せ。
それが perfect へ至る道だ。
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今日の1曲:
http://www.youtube.com/watch?v=7SKR2kN3pns&feature=related
歌詞:
http://www.oldielyrics.com/lyrics/dan_hartman/i_can_dream_about_you.html