過去記事の再アップです。


読書百遍、意自ずから通ず。

この言葉、大嫌いです。
「XXXXX・マラソン」とかいう教材を思い浮かべてしまいます。
わからないものは、何度聞こうが、いくら読もうが、やっぱりわからないんです。

相手が目の前にいる場合は別です。
What do you mean by that? って、直接聞いて確認できますから。
でも、教材が相手じゃ、聞きようもありません。

意味もわからずに音読しても、それは単に口が運動しているだけ。
脳ミソは全く動いていません。
脳ミソは、意味を感じ取った時にこそ動くのです。

いま口を動かし声に出しているその箇所の意味を、明確にイメージしながら音読する。
そうしなければ「読書百篇」など、それこそ文字通り、意味のないものとなります。

赤ん坊だって、周りの声をただスポンジのように吸収しているわけではないんです。
語りかけられる際の話し手の声や表情に意味を見出すからこそ、いつの間にか理解し、話せるようになるのです。

これに関するむごい実験結果があります。