両膝の手術から復帰を果たしたものの、不調に苦しむ松井選手。
打率は過去最低。
地元メディアには「マツイ不要論」で叩かれる。
本人は、ベストだった時の自分を思い出すことさえ出来ないという。
膝が完治していないから、守備につかせてもらえない。
指名打者でしか使ってもらえない。
それも毎日とは限らない。
サヨナラ満塁本塁打の翌日でさえ、使ってもらえない。
練習不足とは分かっていても、走り込みができない。
ハードな打撃練習も十分にやれない。
膝への負担を考えると、そうせざるを得ない。
松井選手の苦しみ、僕は分かる。
僕もリハビリ中の身だから。
絶好調だった昨年の夏を 100 とすると、今は、多分、10~20 だと思う。
昔のような長くて辛口な記事が書けない。
ましてや、思うように言葉さえ浮かばない。
テクニカルライターとしては致命傷だ。
英語力もガタ落ち。
10年前に使っていた教材が難しく感じる。
勉強不足とは分かっていても、ねじ込みが利かない。
音読練習も十分にやれない。
何度か脳が電池切れした事を考えると、そうせざるを得ない。
Practice makes perfect.
僕の信条とする格言。
だけど、松井選手も僕も、今は頑張ろうにも頑張れない。
無理に頑張ると、その分、悪くなる。
つらいけど、治るまで、良くなるまで、待つしかない。
それしかない。