旧題
「同じ教え方でも英語力の伸びが違うのはナゼ?」
を改題し、一部修正して再アップしました。
必ず(序)から読んでネ!
家庭教師や塾講師で中学・高校生を長年教えていますが、
「全く同じ教え方をしているのに、生徒により英語力の伸びが違う。」
という経験を何度もしています。
英語教育関係者の方、
その原因は何だとお考えですか?
旧題
「同じ教え方でも英語力の伸びが違うのはナゼ?」
を改題し、一部修正して再アップしました。
必ず(序)から読んでネ!
クラスサイズが大き過ぎて、
一人一人を管理できないから。
そうですね。
そういう原因も確かにあります。
集団授業では、
どうしてもある成績層をターゲットにしないと、
授業が成立しない。
しかし、
それだと出来ない子は、
いつまでたっても出来ないまま。
集団形式の塾で教えていた時、
そんなもどかしさを常に感じていました。
「できない子にこそ、できる喜びを知ってもらいたい。」
と思いたち、
10年前に集団形式の塾で教えるのをやめました。
しかし、
それでもやはり、
「英語力の伸びが違う」
んです。
これはナゼでしょうか。
先生と生徒の相性に
良し悪しがあるから。
コレも当然あり得ます。
でも、
僕の生徒は全員、
「Hirosuke先生で。」
と僕を指名してくれている子でした。
(なんだか水商売みたいですが・・・)
僕の指導が厳しいのを知っていて、
それでも指名してくれている。
だから相性はバッチリです。
それでもやっぱり、
「伸びが違う」
んです。
なぜ?
僕は、
中学生であれば、
5教科全部を指導できます。
定期テストや実力テストの結果も、
生徒から毎回、
全教科について聞き出します。
高校生には、
模試結果を必ず見せてもらいます。
そこから、
1つ明確な結論が出ました。
英語力と国語力には明確な関係がある。
国語が60点台だと、
英語も良くて80点位で、
ピタリと伸びが止まってしまう。
国語が50点未満だと、
英語を懇切丁寧に教えて定期テストで70点取れても、
いざ実力テストとなると国語未満の点しか取れない。
逆に、
英語の点がいくら悪くても、
国語の点が良い生徒は英語もグングンと伸びていくのです。
(教え方にもよりますが。)
今では海外を飛び回っている僕の【一番弟子】。
中2の1学期末テストで英語が23点でしたが、
1年後には実力テストで学年1位を達成しています。
このことは初期の記事でも書きました。
彼は、
僕が英語を教える前から、
国語だけは何も勉強せずとも80後半を取っていました。
別の例です。
10年ほど前、
妻が知り合いから頼まれて、
2人の中3生を家庭教師することになりました。
妻は英語が苦手です。
ですから、
教え方はその都度、
僕が妻に伝授しました。
2人とも、
最初の英語力は40点そこそこ。
使った教材も全く同じです。
その結果・・・。
片方の生徒はグーンと伸び、
入試本番で80近く取ったとか。
もう片方の生徒は、
暗記は得意でしたが、
英語は最後まで鳴かず飛ばず・・・。
二人の決定的な違いは、
やはり国語力でした。
英語力と国語力は明らかに関係しています。
英語力の伸びには
「言葉そのものに対するセンス、感覚」
が関係しているのです。
だからこそ、
前回記事
「こんな僕の英語教育考(1)」
の最後にこう書いたのです。
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小学生の皆さんへ
英語の前に、もっと本を読んでね。
小学生をお持ちの親御さんへ
英語の前に、
日本語の『て・に・を・は』の区別
をきちんと教えてあげてください。
英語習得の重大キーポイントですから。
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