【1】人と仕事-序文 3rd段落 [エーリッヒ・フロムの遺産]
また、リチャード・エヴァンズとの会話においてフロムは、自分とカレン・ホルナイやハリー・スタック・サリヴァンとの違いについて次のように述べている。「私はまるで、・・・・・自分がフロイトの弟子であり、翻訳者であって、彼の最も重要な発見を明らかにし、それをやや偏狭なリビドー理論から解放することによって、豊かで深いものにしようとしている気がするのです。」(エヴァンズ1966、59頁)。
- 作者: ダニエル バーストン
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 1995/12
- メディア: 単行本
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また、
リチャード・エヴァンズとの会話においてフロムは、
自分とカレン・ホルナイやハリー・スタック・サリヴァンとの
違いについて次のように述べている。
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カレン・ホーナイ
フェミニズムに影響を与えた精神科医
Wikipedia
ハリー・スタック・サリヴァン
日本への原爆投下に衝撃を受けて世界保健機関の設立に奔走した精神科医
「私はまるで、・・・・・自分がフロイトの弟子であり、
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ジークムント・フロイト
「20世紀における最も高名な心理学者」の格付け⇒第3位
翻訳者であって、
彼の最も重要な発見を明らかにし、
それをやや偏狭なリビドー理論から解放することによって、
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リビドー
豊かで深いものにしようとしている気がするのです。」
(エヴァンズ1966、59頁)。
フロイトの弟子のライヒはリビドー理論を受け継ぎました。
私は三十数年前にライヒに興味があり、フロイトとその弟子であるライヒの著作を何冊か読んでみました。
リビドーは精神分析学者にとって「危険領域」ですね。
禁欲的なキリスト教社会ではこういう問題が深刻さを増すようにかんじます。
昭和30年ころまで日本ではリビドーの抑圧が少ない社会でした。
源氏物語でもそのことはあきらかです。ねてもさめてもそのことばかり考え、そしてして一生懸命にしてきたのが日本人。じつにおおらかでいい。
エーリッヒフロムの本も1冊もっていたのですが、本棚を探してみましたがみあたりません。すてたのかな?
by ebisu (2012-05-06 13:26)