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科学者・技術者のための英語プレゼンテーション [技術英語の実務@世界のF社&H社]



科学者・技術者のための英語プレゼンテーション―国際的に通用する英語表現と発表技術

科学者・技術者のための英語プレゼンテーション―国際的に通用する英語表現と発表技術

  • 作者: ロバート・M. ルイス
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本

 

Amazonの書評でこう書いている人がいました。
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僕みたいに「英語表現を勉強したい」という目的の人には第1部が邪魔に感じられるだろう。また、第2部も英語例とその日本語訳が書かれているだけで、どれが重要表現か、どれがよく使う表現か、ポイントがわかりづらい。
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この人、「第 I 部 基本編」を殆ど読んでませんね。
「何が重要なのか」は全て第 I 部に書いてあるんです。
何事も基本が大切です。

「第 I 部 基本編」は、スズキ博士という日本人が、一所懸命、学会のプレゼン準備をしている所から始まります。
スズキ博士は学会で大失敗し、「次こそは」と決意して、プレゼンの達人Smith博士を訪ねます。
この2人の会話形式でレッスンが進んで行きます。

この会話の中で、効果的なプレゼン用スライドの作り方が紹介されています。
著者が英語ネイティブであることがポイント。
英語人に対して効果的なスライドの作り方が学べます。

もう1つ、大きなポイント。
聴衆を話に引き込むためのテクニックが数多く紹介されています。

僕にとっては「当然じゃん」ってことでしたけど。
だって、塾講師として生徒の前に立っていた時にやっていた事でしたから。
でも、これが出来ていない学校の先生が多いんですよ。
特に、高校や大学。
だから生徒が寝ちゃうんです。

聴衆を話に引き込むための英語表現が何通りも紹介されています。
これが非常に参考になりました。

いつかノーベル賞とって記念講演する時のために練習しておこう。(笑)

第 I 部 基本編
1章 日本人の陥りやすい失敗とそれを克服するコツ
2章 プレゼンテーションの基本構成と心構え
3章 はじめに聴衆をひきつける
4章 内容を明瞭に伝えるテクニック
5章 鮮明な印象を残すまとめ方
6章 プランニングシートを使った立案法
7章 ストーリーボードを活用した立案法
8章 コンピューターを利用してスライドを作る
9章 スライドのデザインはシンプルに
10章 スライドデザインの上級テクニック
11章 OHP用透明シートの上手な取り扱い方
12章 講演直前の準備
13章 講演をするときの英語の共通点
14章 冠詞の使い分け方
15章 礼儀正しい英語で話す
16章 洗練された英語を身に付ける
17章 演壇に立つ際の心構え
 
第II部 実践編
18章 国際学会での参加登録
19章 講演前の打合わせ
20章 講演を始める前の座長と聴衆へのあいさつ
21章 講演の概要を説明する
22章 表やグラフの説明
23章 円グラフやダイヤグラムの説明
24章 複雑な数式と化学式の説明
25章 講演を終える
26章 質疑応答
27章 講演を聴いて質問をする
28章 コーヒーブレイクでの会話
29章 ポスターセッションでの会話
30章 バンケットでの会話
31章 会場の外での交遊


CD内容
スピードは速くありません。
これで十分、いや、このスピードが適切なのだと分かります。

Track 1  受付でのあいさつ
Track 2  参加登録する
Track 3  講演の詳細を確かめる
Track 4  会議の状況について尋ねる
Track 5  会場係の人にあいさつをする
Track 6  時間を確かめる
Track 7  スライドなどを確かめる
Track 8  講演までの待機
Track 9  講演の前に
Track 10 座長による講演者の紹介
Track 11 座長へのあいさつ
Track 12 聴衆へのあいさつ
Track 13 スライドなどの準備を確かめる
Track 14 講演の出だし
Track 15 レーザーポインターを借りる
Track 16 講演の概要の説明
Track 17 第一のパートの説明
Track 18 レーザーポインターの故障を告げる
Track 19 表を説明する
Track 20 写真を説明する
Track 21 折線グラフを説明する
Track 22 棒グラフを説明する
Track 23 数式グラフを説明する
Track 24 説明の順序を間違えた時
Track 25 円グラフを説明する
Track 26 ダイヤグラムを説明する
Track 27 複雑な数式を説明する
Track 28 化学式を説明する
Track 29 合成法を説明する
Track 30 シナリオ1:時間内で終わりそうなとき
Track 31 シナリオ2:時間が足りなくなったとき
Track 32 シナリオ3:講演の延長
Track 33 Summary の説明
Track 34 講演者へのお礼と質疑応答への移行
Track 35 いくつもの項目を含んだ質問
Track 36 誤解に基づいた質問
Track 37 質問の内容を取り違えたとき
Track 38 批判的な質問
Track 39 質問者のコメントが明確でないとき
Track 40 よく知らない用語を交えて質問された時
Track 41 質問の内容が理解できないとき
Track 42 専門外のことを質問されとき
Track 43 質問が曖昧でどうしようもないとき
Track 44 講演を聴いたあとでコメントする
Track 45 質問をする
Track 46 補足質問をする
Track 47 講演での間違いを指摘する
Track 48 答を明確にしてもらう
Track 49 話そうと思っている人を探す
Track 50 話の輪に加わる
Track 51 質疑応答での質問に補足して答える
Track 52 講演者に補足質問をする
Track 53 名前を知っているが、面識のない人と話す
Track 54 ポスター発表の準備をする
Track 55 文房具を借りる
Track 56 人に声をかける
Track 57 詳しい情報を用意する
Track 58 経済について話す
Track 59 文化の違いについて話す
Track 60 スポーツについて話す
Track 61 観光などについて話す
Track 62 会場で初めて会った人をレストランに誘う
Track 63 レストランで予約を確認する
Track 64 他の人たちと

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oceanbridge

この本は、書店に行くといつも探していたのですが置いてなくて中身を見れないので、買おうかどうか迷っていました。これで、迷わず買うことになりました。
「東京化学同人」というと、「科学者・技術者のための英語論文の書き方―国際的に通用する論文を書く秘訣」は持っているのですが、こちらもとても良いと思います。時間がなくてまだじっくり読んでいませんので、大々的に推薦、とまでは言えないのですが。
by oceanbridge (2008-12-20 19:47) 

Hirosuke

oceanbridgeさん

またヒットしちゃいましたか。(笑)
Track 58以降は日常会話で、「何もプレゼンの本に載せなくても・・・」という感じなんですけど。
それでも良ければ・・・。

最近、英語論文系のメルマガを見つけました。
そのうちレビューしますね。
by Hirosuke (2008-12-21 00:23) 

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